YouTubeの再生数を伸ばすための手段の一つがトレンドを読む事である。
従って定期的にYouTubeのトレンド(急上昇)に表示される動画をを全て抜き出し、分析することで、感覚に頼らずに理論的にトレンドがキャッチできると考えている。
これらのデータをYouTubeチャンネルの運用・経営に活かすことで個々のセンスに頼らずに理論と根拠を持って最新のトレンドに沿った動画を提供できるはずである。
そのために動画の分析調査を実施した。
参照元URL:https://www.youtube.com/feed/trending
目次
YouTubeトレンドレポート(日本マーケット)2021年1月17日
急上昇YouTubeチャンネル(1月17日)
YouTubeの急上昇をタブでマーケット内の急上昇動画の確認が可能である。
それらを確認すると1月17日には81件が表示される。
急上昇YouTube一覧はこちら
次章以降でそれぞれの分析結果に関して見ていくものとする。
カテゴリ別動画数
81件の動画の動画のうち13件がバラエティーカテゴリの動画である。やはりYouTubeの閲覧の目的の一つが娯楽であり、世相を反映していると思われる。芸人公式と合計すると18件であり、世の人が明るい話題を求めていると考えられる。
世相という切り口でそれらをさらに深堀していくとファッションの停滞が目立っている気がする。これはコロナで買い出を控えている点と、このカテゴリはInstagramなど他の媒体の方が以前優勢である点を示している様に思われる。
再生回数分類
再生回数の分布を見てみると急上昇として表示されるために必要な回数などはない様に思われる。
ちなみに中央値が63万再生であり、平均値が126万再生となる。
一番のボリュームゾーンが200万再生以上であるが、同に11万~20万再生も上位に来ている。
このあたりはYouTubeのアルゴリズムに依存していると考えられるが、今後も継続して見ていく事で何か傾向などが出てくる可能性がある。
再生時間別分布
傾向としてやはり10分前後の動画、またはそれ以下の動画が好まれている事が分かる。2分というのは公式の宣伝のためYouTuberという観点からは少し異なるが、参考にはなる。
40分という動画が2件あるがこれはかなり特殊な例と思って良いと思う。
こちらのデータの中央値は11分3秒であり平均値は12分である。これは中央値と平均値の差分がそれほどない。
上位5カテゴリ別動画時間分布図
上位の5つのカテゴリに絞って確認する。
バラエティー:平均18分
ミュージック:平均4分
大食い:平均18分
アニメ:平均1分
芸人公式:平均12分
納得感のある結果であると言える。目立つのは芸人公式カテゴリの「有吉の壁【公式】壁チャンネル」が同カテゴリで6分14秒と短いという点である。
基本的には内容のあるコンテンツに関しては一定の時間が必要であるという事であろう。
まとめ
1月17日のYouTubeトレンド(日本マーケット)のまとめ
YouTubeはやはり娯楽目的で利用されているという点は今回の調査で明らかになった(全体81件のうち18件がバラエティー関連)。今後もこの傾向は続いていくと思われる。そしてバラエティー系のジャンルの動画は既に強力なプレーヤーがおり、こちらに参入するには資本力または知名度のいずれかは少なくとも必要であると考えられる。
ボイトレのカテゴリに属す「しらスタ【歌唱力向上委員会】」の様なカテゴリというのは非常に興味深い(一定レベルのスキルは必要であるが、マーケティングによってはまだまだ参入可能と考えられるため)。
また動画の時間に関しても体感では分かっていたが12分前後が適切であると言える。
資料ダウンロード(ご自由にご利用ください)
ポイント
こちらのデータはご自由にご利用いただいてけっこうでございます。
しかしデータを転載する際は必ず出典を記載ください。
記載例:出典 Lokerトレンドレポート Web https://loker.jp/category/youtube-trend
また動画のカテゴリなどは弊社の基準で分けております。
本日のレポート
YouTubeトレンドレポート(日本マーケット)
それでは失礼いたします。